愛なんてない




まだ昼間というのに締め切ったカーテンで薄暗い室内。


ギシギシと揺れるベッドの上でわたしを組み敷くヒト。


それはいったい誰なのだろうか……。


気が狂いそうなほど長い時間弄ばれ続け、やがてお兄ちゃんはわたしのなかで果てる。


……泣きたくてもとうに涙が涸れ果てていた。



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