カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
「相手のコトを信じてあげられないなんて…彼女失格ね」


「私は…」


「私と逸希は嫌いで別れたワケじゃない。ハッキリ言うわ。私…逸希がスキよ。彼の優しさが忘れられない。莉那が逸希を信じられないなら、奪ってあげてもいいわ」


「麻生…!?」



信じていないワケじゃない。


信じてあげたいけど…


麻生はグラスのワインを煽って、自分で乱暴にボトルのワインをグラスに注いだ。


私と麻生は同じ男をスキなのだーーー・・・


麻生は私よりも魅力的な女性。


私はこのままだと麻生に逸希を奪われてしまう!!

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