教えてくれたのは、君でした。



「ほら、あんまり騒いだら熱上がるよ

ちょっと寝たほうが良い」


「でもっ…」


「でも?」


「れっ、玲くんがその……」


「俺がなに?」


「ねっ、寝てる間に帰っちゃったら

嫌だなあ…って……」


「大丈夫、ずっと側にいるから

なんなら添い寝してあげよっか?」


「けっ、結構です…!」


「してほしいくせに~」


「しっ、してほしくなんか…!」




してほしくなんか…!



< 117 / 194 >

この作品をシェア

pagetop