教えてくれたのは、君でした。



「………………」



上半身だけ

そっと彼女に覆い被さって

もうすぐ唇が重な……



「……玲くん?」


「おっ、おは……よ?」


「………っ!?」



こりゃあバットタイミング

彼女が目覚めてしまった


よほど驚いたのか

彼女は無言であたふた

そんな彼女もやっぱり可愛くて



「はい、おはようのちゅー」


「…………っん」


「まなちゃん硬直しすぎ」


「だっ、だっていきなりこんな…」


「ねー、襲っていい?」


「だっ、だめ!だめです…!」


「え~1回だけ」


「1回も2回もだめですっ」




こりゃあしばらく彼女の恥ずかしがり屋は

俺でも治せそうになさそうだ


< 121 / 194 >

この作品をシェア

pagetop