小さな世界
『ありがと…』
れいは顔を真っ赤にして言った。
でもそのあと
『てっきり似合ってなくて嫌われちゃったのかとおもったよ』
そういうことか、どうりでいっつも元気なれいが静かなわけだ。
でも、待って
そっか僕、不安にさせてたんだ。
じゃあいつも?いつもれいを不安にさせてるの?
そんな不安に襲われた僕はいつのまにかれいにキスしてた。
チュッ……
観覧車のなか密室のなかに響くリップ音
『あ…ごめん』
いきなりすぎた、反省した