カラフルデイズ*
episode3





「はー。」







仁美からのLINEで食べ放題に行った楽しさが伝わる。






美味しそう…





山市先生からは〈今度なんか飲み物奢ってやるよ〉って言ってたそうで、





ならいいか。笑







土日の休みが明けて久しぶりに外に出る。







ここ2日間まともに外出てないからな







太陽が眩しい。








『おー、倉内ー!おっはよー』










あ、隆平だ。








「おー、おはようー」









『あれ?お前今日歩き?最近自転車じゃなかったっけ??』








「あー、うん。委員会で忙しかったりしたから!でも球技大会で捻挫しちゃってさ笑!!」









捻挫したことを、聞いて足元を見る。
もう腫れはだいぶ引いたから全然大丈夫なんだけど









『え、歩ける⁈大丈夫?』








「歩いてるじゃん笑」









『おお。そだよな笑!無理すんなよ』







‘‘俺も今日は歩きだからな〜’’とか言っちゃってなんだかんだ一緒に学校に行ってくれた。









1時間目体育。






足を怪我してて仕方なく見学。








せっかく自分の好きな体育なのにできないとな暇暇暇。










きれいな青い空に眩しい太陽




ずっと当たってると日焼けしちゃう。





日陰に入って見学していると、


ちょうど今走り高跳びをやっていて
なかなか跳ぶ順番が回ってこなくて暇そうな梨於ちゃんがこっちに来た。




そっか、梨於ちゃん1組か









『彩ちゃん、足大丈夫????』








「あー!全然大丈夫!!しっかし、終わるまで気づかなくて結果見学なんて情けないよね〜笑!」







『でも2組女子サッカー優勝したんでしょ???おめでとう!』








「あー、うん!隆平がバスケは1組が優勝するとか生意気なこと言ってきたから女子サッカーはなんとしてでも優勝してやろうと思ってねっ」







隆平って言葉を聞いた時、
梨於ちゃんの表情が変わった。





しまった…気に障ったかな。










『あ、あのさ彩ちゃん!』








「あ、はい!!ん?」










『今日さ、昼休みさ屋上きて欲しいんだよね…話したいことあってさ!』










「あー、うん!わかった!」








じゃあ…とそのまま授業に戻っていく。






話ってなんだろう。




















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