黒天使の堕天理由
第一章 俺に構うな

「ルイカーッ!!かまちょー」

静かな空の上、いつも通り仕事をしていたら、いつも通りアイツが来た。

「カイ....いま仕事をしているんだ、あっちに行け。
....あとかまちょってなんだ?」

「えーっとねぇ、なんか人間界で流行ってる言葉みたい。」

どうも最近こいつが 「ナウ」だとか 「おこ」 だとか変な言葉を使っていると思ったら

人間界の住民の影響なのか。

それよりコイツ、また仕事をサボって遊んでたな....。

「お前....仕事はどうした....?」

「やん、そんなに睨まないでよー:(´◦ω◦`):
仕事ー?んー....お友達に任せたよー」

「呆れた....お前よりそのお友達とやらの方が、天使に向いているかもな」

七光り、チャラい、遊び人、マイペース、自己中....俺の嫌いなものすべてを持ち合わせた

ある意味天才天使「カイ」....

俺はコイツが大がつくほど嫌いだ。

それなのにコイツは、こうも毎日毎日と俺の元へとやってきては追い返されている。

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