【完】私の彼氏は転校生。

先生の顔は、さっきの……朝学活の時とは違って、真剣な顔をしていた。


きれい……。


先生の表情も、ピアノの音色も。


――すると、先生は気配を感じたのか、弾くのを止めて私の方に振り向いた。


「――……聞いてたの?」


「はい、途中から」


「えーっと……キミ、名前は?」


「立夏です、……尾崎立夏」


先生は私の名前を聞いた瞬間、目を見開いた。





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