音のない恋
昼休み。

「祐也ー!売店行こうぜ」
「おう。ちょっとまって」

バックから財布をとりだし
売店に向かう。

あ…あの後ろ姿。

「あのー!!」
人が多いせいか
彼女は振り返らない。

名前知ってれば楽なのに…。


「ハルー。あの子の名前知ってる?」
「ん?ああ、佐藤実花」
みか…。
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