もう一つのサムライプリンス
第四十九話

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「ケン王子、アン王女、お時間です」


執事に呼ばれ
俺たちは国民が待つ王宮のバルコニーへ向かう。


俺がマリル王国の礼服に身を包みアンの隣に並ぶと一際大きな歓声が上がった。



アンといると不可能と諦めた事も

全て覆る。

俺のままでいられて

新しい未来が開けていく…


「アン、ありがとうな…」

そう言って、そっと手を握る。

するとアンはキュッと握り返して俺だけに聞こえる声でこう言った。


「ケン、ありがとう…

凄く格好良いょ…」


そう言ってお互い目をあわせると未だに照れやがる。


なんだよ、ソレ

って俺も一緒か


苦笑いをこぼしながら


握る手に力を込めた…


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