ルービックキューブ

悠子side
今日から私は白桜学園の教師。どんな生徒がいてどんな生活が待っているのか…。
〜白桜学園・教室〜
ガヤガヤ
「今日から新しい担任だってよ」
「またすぐ辞めるだろ？」
「だな。」
そう。いまは春でも新学期でもない。だけど、前の担任が急に辞めてしまったのだ。だから悠子が派遣されてきたのだ。
その頃の悠子は…
教室の前で気合を入れていた。
「よし、初めての教え子たちだ。いい大人に導けるようにしなきゃ。」
ガラガラ〜
「おはようございます」
「「「…」」」
「ふっ。「でさぁー、その子がまぢうざくてぇ…」」
何？なんなのこの子たち。人が挨拶してるのにも関わらず無視⁉︎まあ、いいわ。とりあえずホームルームをはじめるか。
「はじめまして」
「ザワザワ」
「ちっ。「シーン…。」」
え？一人の舌打ちで途端に静かになった…。このクラスのボスはあの子か。続けよう。
「このクラスの担任になった山田 悠子です。これから半年、一緒に過ごすことになります。私は教師になって間もないので色々とわからないことがあると思いますが、どうぞよろしくお願いします。」