紅色に染まる秘密の恋(休筆中)
「…本当にやめて下さい!!
離して下さい!!痛いです。」
私は抵抗しながら
掴まれた腕を振り払おうとしながら
やめて欲しいと訴えても
『だから、送ってあげるって。』
と、三木さんは腕を離してくれない。
…嫌…気持ち悪い…。
涙目になりそうになったその時
『…おいやめろ!!
城咲が嫌がってるのが
お前はわからないのか!!』
横から誰かが三木さんの腕を掴み
怯んだ隙に私の腕は解放された。
『…何だよ、邪魔するなよ。』
腕を掴まれた三木さんは
一瞬不機嫌に視線を向けた。
しかし
視線の先に立つ人物を見た途端
『……あっ、えっ、武内…課長!?』
と、驚いたと同時に
口を開けたまま目を見開いた。
…武内課長!?
私も視線を向けるとそこには
三木さんの腕を掴む武内課長と
『…城咲さん、大丈夫?』
真後ろには河瀬さんが立っていた。