天然ふわふわがーる×女嫌いの若頭

「爽ー…ぎぶあっぷー…」

さっきから何回聞いただろう、ふうのぎぶあっぷ。


「なー、ふう大丈夫だから」

俺が頭を撫でてもむりむりと首を縦には振らないふうあ。


「ふう、抱っこでいこっか」


きょとんとしてからぱぁっと笑顔になり…


「うんっ!!
 ぎゅーっ!」


ぎゅーって、狙ってんのか?


まあ、狙ってないところがいいところなんだけど?

男としては我慢がつらいっつーか。


たえろ、俺。


「よいしょっ、よしいくか」


『…』

「…爽?」

「ふう飯ちゃんと食えよ?」

「いや、ご飯じゃなくて…」

「お前軽すぎ」

「いつになったら玄関つくの…?」



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