総長に恋したお嬢様
それにしても真君、

よく堪えてくれてるよね…。

女嫌いなのに私ったら腰に手をまわしてるんだし…

絶対嫌だよね…。

しばらくして家の前に到着。

真君はふうん…という風に家を眺めてる。

「…ほんとに普通の家だな」

「そうしてって言ったからね…」

私はヘルメットを取って真君に渡した。

「ありがとう。すごい快感だったよ。
ごめんね、女嫌いなのに」

私がそう言うと真君は顔をそらして

「別に…」

と一言。

「じゃあまた。ほんとにありがとう!」

私はそう言って真君に微笑みかけ、家に入った。
< 103 / 460 >

この作品をシェア

pagetop