総長に恋したお嬢様
「すごい…うわぁ…叔父さんが…」

少しばかりのショックを受けて、

その場をあとにし、本を数冊手に取る。

「じゃあこれで…」

「玲ちゃん、ほんとよく読むねぇ…。
そういやパパも昔好きだったなぁ…」

へえ…パパも…

「本好きな家系かな?」

いえいえ暴走族の家系ですよ…。

叔父さんは微笑みながら私に本を渡した。

「じゃあまた!」

私たちはそう言って店をあとにした。
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