学年1の美少女に恋をした。
…いけない思わず見とれてしまった。

「では、中原さん、自己紹介を。」

校長の声に驚いたのか、びくっと小さな肩が揺れる。

…かわいい。

次の瞬間、静まりかえった体育館のなか、中原さんは口を開いた。

「…えっと、中原マナです。今日から2年B組に…」

え?あれ?中2なのか?あのこ。

「中原さん、あなた中3。」

校長が苦笑して突っ込む。

「あっ…」

消え入りそうな小さな声でなにかを発し、失敗に気づいたのか再び頬を赤らめる。

この容姿で天然とか、反則。

「あの…今日から3年…3年…」

校長先生が口を開く。

「…Bだよ」

中原さんの頬はもうりんごのように真っ赤だ。

「あっ…すみません…。今日から3年B組に、所属させていただきます…」


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