学年1の美少女に恋をした。
授業が終わり、中庭にむかう。

部活の定休日は中庭のベンチで携帯をいじっていたり、読書をしたりすることがおおい。

大抵そこにはいつも誰もいないから、今日もいないだろう。

着いた。

今日は誰かいる。

…綺麗なストレートの黒髪に、小柄な体。

中原さんだ…

俺は嬉しくなって、駆け出す。

「おーい!中原さん!」

うつむいていた顔をぱっとあげる。

「あ、直哉くん!」

嬉しい、覚えていてくれた。

しかも下の名前で呼んでくれた。

中原さんの隣にさりげなく座る。

ふわっと甘い匂いが香る。

中原さん、こんな可愛くて良いにおいなんて…

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