クラス×BR法(R18)



ー相原SIDEー


奈々子は大山郁斗を呼び出し
私たちと離れた

残された私と葉菜は
ただひたすら進むだけとなってしまった


歩いても歩いても
誰も会わない・・・

おかしい




絶対に誰か会うはずなんだけど
誰か私の後を追いかけてるのだろうか・・・


後ろを振りかえても誰も居ない




どこかしらいるかも
でも、誰かに会ったとしても戦えない

葉菜は弱ってる・・・

早く隠れる場所探さないと!



でも周りは木ばっか・・・

地図見ても
ここがどこのエリアか分からない







そして下を見渡せば




「くさ・・・・」


血のにおい










脚を切断された北上百々の死体
昨日だっけ・・・死んだの


一昨日は普通に話してたのに
今はこんな形で再会するなんて・・・



このゲームは
本当に最悪だ

私たちのことを分かってない

















「誰かいるの!?」












私はその声の主に驚いた

北上と仲が良い人




「円香ちゃん・・・・?」

「相原さんかその後ろは誰」

「葉菜だよ、休める場所が無いか探してたんだ」

「ふーん、そうなんだ」





なんで円香ちゃんがいるんだ
どうして百々ちゃんが目の前にいるのに
平然としているの




「百々ね、私のせいで死んだ」

「・・・・・・え?」

「私が・・・早く助けてあげ・・・れば・・・」

「円香ちゃん・・・?」

「宮城さん良かったね、相原さんに助けられて・・・私は百々に何も出来ないまま・・・はぁ・・・」




円香ちゃん自身何が起きたのか話してくれた
昨日、矢口芽衣と百々ちゃんが会って
矢口芽衣の武器が鎌で本物だと知らずに誤って降ろしたら
百々ちゃんの脚に見事命中し切断された
それを見た円香ちゃんは矢口芽衣を殺し
百々ちゃんは息を絶えた


「確かに私もこの手榴弾本物だとは分からなかった、絶対に偽者だって思ってたし、このゲーム自体単なる遊びだって思ってたんだもん」

「相原さん知らないと思うけど・・・今日一日だけでかなり人数減ってると思うよ」

「え?」

「さっき歩きまわってたら琴橋美香、玲奈、京山、大山・・・とかさ」










・・・大山?










「ちょっとまって!大山って大山郁斗?」

「うん、そうだよ大山郁斗だよ、はっきり見れなかった・・・グロすぎて」

「まさか・・・」

「・・・相原さん?」

「ねぇ、葉菜を見ててくれない?すぐ戻るから!」

「え?!ちょ!相原さん!!!」





まさかだけど・・・
大山殺したの


奈々子じゃないよね?





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