復鬼【短編】

子供ノ死ト意志


 次の日、村中が騒がしかった。







「嘘じゃろ?子供が一夜で6人もか?」



「そうじゃぁて、どの子供も布団で死んどったらしいで」



「聞いたかぇ!子供の手足がバラバラに引き裂かれちょぅたち!」



「おそろしや。おそろしや。こげな事になったのも皆化け物の呪いじゃ」





騒がしさで目が覚めたソレは、自身の手にべったりと付いた血に驚く。


手だけではない。顔も、足も、着物も
血で血塗られていた。




「こんな。こ...と」


ソレはジャブジャブと血痕が付いた着物を震える手で洗っていた。
たらいの中にある水も赤く染まり果てている。




そこでまたあの赤い眼が疼きだし、ヤツの声が聴こえる。

"望んだ。口に出しもしたではないか"


「やめろ..」






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