君との距離は1メートル 【完】
「…どうしても?」
上から小さく聞こえた声。
顔を上げてきっぱり「うん」と言った。
誠は少しの間目を閉じてまた開いた。
「はぁ、仕方ないか。お幸せにな」
誠はふっと笑うと手を上げて歩き出してしまった。
西日がさして誠を黄金色に照らす。
ありがとう、誠。
心の中で付け足した。
……ん?あれ?お幸せにって…
私誠に光君から告白された事言ったっけ…??
そんな事を考えながら私はまた愛巳と奏子の待つ教室に戻った。