太陽と月。《短編》
ここまで順調だったのに…
『仲良い奴らで固まってやればいいじゃん!
別に話してたって何したって
仕事ちゃんとやればいいからさ。』
先生がそう言うと、ざわつき始めた。
『んじゃ、私達準備やります…!』
『俺ら清掃ー♪』
うわ…先生すごい。
『よし、決まりだな。
明日の集合時間は…』
先生が話し始めたので
席に戻った。
『じゃあ号令かけて…伊坂。』
『起立。気をつけ、礼!』
『『『さよーなら!!』』』
『はいさよーなら
遅刻すんなよ!』
よし帰ろ…
高校初めての後輩出来るのか…
先輩らしさの欠片も私には無いなあ…
なんて自虐的に考えてたら。
『おい、伊坂。』
『はい!』
『ちょっと、手伝ってもらっていいか?』
『あ…分かりました!』
『お、サンキュ。
ちょっとここで待ってて。』