秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択！？〜

拘束？

「お世話になりました」


体調も良くなって仲良くなった光城のお母さんとお父さんにお礼を言って家に帰る事になった。


「ズットいれば良いのに…」



「いつでもおいで」


優しいご両親に名残惜し気に言われ帰りたくなくなっちゃうけど、入り浸るわけにも行かず光城と一緒にタクシーに乗り込んだ。






「光城の誕生日、どこにも行けなかったね…ゴメン」

「気にすんなよ。一緒に過ごせただけで十分だし」



笑顔で言われ少し救われる。


私の誕生日の時はサプライズしてもらったのに…。申し訳無くて…。




何かしなきゃなぁと思いながら窓の外を眺めていた。










次の日学校に着くと美恵子が週刊誌を手に私に駆け寄ってきた。



「大変だよ！」


美恵子が私の腕を掴み、席まで連れていかれ、椅子に座らされる。


机の上に週刊誌を開いた状態で置かれ私は大きな写真の載った二人に見覚えがあった。



そう、私と光城だ。




『カリスマモデル美優、ロックバンドJEWELのボーカルHIKARUの自宅で療養中！』


記事のタイトルで、どういう状況で撮られたかも全て把握出来た。


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