秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
「あぁ、春達は夢だったから相当あん時はしゃいでたっけ…」


クスクス笑いながらメジャーデビューが決まった時の事を思い出しながら言う。


バンドはボーカルの存在がデカイから光城がいなくなったら解散になるのかな?

いや、解散なんてありえないよ…。


もし解散したら、きっと私のせいだ…。





私が天井を見上げて考えていると光城が後ろから首筋をペロっと舐めてきた。


「ヒヤッ!」


「…何考えてんの?」


思わず後ろを振り向くと光城が寂しそうな顔をしていた。


「別に…」


「お前は俺の事だけ考えてれば良いんだよ。他事考えんな」


そう言って強く抱きしめられる。




光城が甘えてる…?

っていうか不安がってる?



この先の不安が私達をこんなに苦しめるなんて…。


私達が子供だから?

大人になれば認められるの?



私は別に誰かに認められたい訳じゃない。


ただ…光城と二人でいたいだけ…。

何でそれが許されないの??









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