秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
「そういえば学校は?」


「はぁ?今日土曜だし。お前、2日間寝ちまったんだろ?」


「あっ、そうだった…」


私が笑うと光城は腕時計を見た。



「もう、帰る時間?」


「…うん」


という事はまた光城に会えない日々が続く事になる。


「だよね…」



急に寂しさが襲ってくる。




「俺、なるべく早く迎えに行くから」



私の気持ちを読み取ったのか、嬉しい言葉を掛けてくれる。



「うん…。待ってる」


「他の男になびくなよ?」

「光城こそ…」


しばし見つめ合い、またキスをした。

どれだけ会えなくなるか分からないから、お互いのぬくもりを忘れない様に、深くて長いキスをした。




「…美優、指輪持ってる?」



「うん、携帯のスタラップに付けてある…」



「そか…俺はココ」


そう言って光城はシャツからネックレスのチェーンを見せてくれた。


その先には私達のペアリング。



「これを見て頑張ろう。俺達は今の幸せより、未来の幸せを選んだんだから」


「うん!」


涙を堪える私の額にキスを落とし、「じゃあ」と言って出て行った。
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