秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
光城に強引に繋がれた手を見ながら光城の歩幅に合わせて少し早歩きになる。


私モデルのくせに158センチしかないんだ…。

だから光城の足の早さに付いていくのに精一杯で光城が私に話し掛けているのに気付かなかった。



急に光城が立ち止まり肩に私の顔が当たる。


「フブッ!!!」


「さっきからどっちに曲がるか聞いてんですけど…」

白けた目で私を見てくる。


「みっ右だよ!ってか前もこの分かれ道で聞かなかった?」


…覚えてよ!


「あん時は緊張してたんだよ!だからあんまり覚えてない」


「何だそれ」


光城が緊張!?ありえない。いつも自信満々な光城が女ごときに緊張するだなんて!!!



「あーうるせぇ」

そんな素っ気ない言葉を言う光城を一歩後から見ていると耳が真っ赤になっていた。



…かっ…可愛い!!!

何かドキドキしてきたかも…。









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