クールなキミとの恋模様
過去の自分にさよならを


夏休み最後の日。



身支度を整えた後、リビングでまったりくつろいでいた。



「小夏〜、しんちゃんが来たわよ。って、あんた!一体どうしたの!?」



スーパーから帰って来たお母さんは、あたしを見て、驚きのあまり手にしていた袋を床に落として放心状態。



「い、いいでしょ!イメチェンよ、イメチェン!」



「いきなりどうしたの!?いくら言っても聞き入れなかったあんたが……」



「いいでしょ!心境の変化だよ」



お母さんは目を見開きながら、あたしの姿をマジマジ見つめる。


< 327 / 383 >

この作品をシェア

pagetop