クールなキミとの恋模様
夏休み〜タニリキにて〜


あーもう。


マジで……何やってんだ、俺。


マジで……いや、本当に。



痛え、痛すぎる。



「ほら、爽!早く飲み物選んでよね!」



「あ!?うっせえな……!アイスココア」



隣にいる双子の姉の雫(しずく)を睨み付けた後、店員にそう言った。



そして雫の注文を聞かずに、空いてる席を見つけたので歩き出す。



「ちょっと!あたしにそんな口の利き方していいと思ってんの!?誰のタメにこうやってほぼ毎日付き合ってやってると思ってんのよ!」



…………


ぐっ。


< 379 / 383 >

この作品をシェア

pagetop