無料恋愛
これはあいつからの宣戦布告。

光石からの宣戦布告。

ファンからの布告。

俺はそれでも、きっとあいつが好きだ。

「華?

 なんでここにいるの?」

鬼の形相をしていた三好は

ふっと優しい顔を花崎に向けた。

「真理。教室もどろっか?」

「教室?うん、良いよ。」

肩の上の頭は離れて行った。

あいつは三好のもとへ走っていく。

俺から離れていく。

三好はこちらを振り返った。

優しい顔を俺に向けて、

俺に顔を近づける。

俺に一言『』言い残して、

あいつらは去って行った。
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