ありがと~君に伝えたい言葉~
*事情*
【side龍二】


柚希と暮らしはじめてそろそろ1ヶ月か…

いろいろあったな。


俺と柚希はいつの間にか付き合いはじめていた
特にどちらかが付きあおうと言ったわけではなく流れで。


物想いにふけっていると
ケータイが鳴る。


〈℡母さん〉

「もしもし」

『あっ!久しぶりー
元気にしてるー?』

「ま、それなりに
で、なんの用だよ」

『あっ!そうだった!
あのねー、虎太郎(こたろう)が
ピクニックに行きたいってうるさくてねー、
ピクニックに行くことになったんだけど
あんたも来ない?』

虎太郎とは今年小学校にあがったばっかりの俺の弟だ。

「えー」

『お友達も連れて来ていいからさ!
そうだ!なんなら彼女連れて来なさい!』

「わかったよ」

『えー!なにあんた本当に彼女いるの!?
ねぇ!どんな子?どんな子?』

「あー、うるせーよ切るぞ!!」

『あっ、ちょっ…!』

ブチッ!!!!


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