宮川修内太の異常な日常~魔女の瞳番外編~
ムッ。

メグの言いように少しカチンと来た。

そこまで言うんならやってやる。

その代わり怪我しても知らないからな!

…いや、怪我させるのはまずいか…。

そんな事を考えながら、この間のホムンクルスとの戦いの事を思い出す。

俺の左目に、何だか痺れるような感覚。

体の奥底から湧き上がってきたカッと熱いものが、左目の呪眼に収束する。

それが魔力を吸い上げられている証なのだと意識した瞬間。

「!!」

俺の背後に無数の赤く光る『矢』が浮かび上がる。

『矢』は風切り音を上げながら一斉に発射され、寸分の狂いもなくメグに全弾突き立てられた!!

勿論、その悉(ことごと)くがメグの『障壁』に阻まれ、防がれてガラスのように砕け散ってしまったのだが。

「…で、できた」

俺は防がれてしまった事よりも、自分に魔術を行使できたことの方が驚きだった。

この呪眼という奴は本当にすごい。

メグが『兵器』と称するのもわかる。

まだ魔術について基本も理解できていない俺でも、こんなに簡単に『矢』を撃つ事が出来るんだから。

俺は今更ながら、この呪眼というものの恐ろしさを改めて感じ取っていた。

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