ひとりじめしたい。~イジワルで甘いお隣さん~
誰か助けて……
こんな弱くて、どうしようもないあたしを……
「……助けて」
――バンッ
「美乃里っ!!」
え……
「美乃里っ……」
――ギュッ
久しぶりに感じる蜜くんの体温。
夕日で薄暗い室内。
なぜか蜜くんは悲しそうだ。
「美乃里……」
ただそう言ってギュッと抱きしめてくれる。
あぁ―……
この体温だ。
あたしはこの優しい体温が離れていくのが……
あの人に奪われるのが怖かったんだ……