運命の人
再会
わたしが高校生になってからスマフォが普及され初めて、最初はスマフォ持ちはすごいとされてみんからちやほやされるが、最近になっては持ってるのが当たり前となった。
持ってるのが当たり前になるより前からわたしはスマフォにしていたから安心。
「みんなが使っている連絡のアプリ、使いたいけどやりかたわかんない…」
お昼休みに菜々子はそう言ってきた。
「貸して?」
菜々子からケータイを受け取り、例のアプリをダウンロードしてあげるとそれはそれは嬉しそうにきらきらしていた。
「ありがとう!」
スマフォになったらとりあえずそのアプリはダウンロードしないと始まらない。
わたしもダウンロードしてある。
「これで…みんなとお話できるね。祐也くんとも…」
小さな声で菜々子は言っていた。
菜々子は少しおっとりしていて周りから置いていかれがちなのはわかってるが…。
祐也…!?
「ゆ、祐也ってあの阪間祐也!?」
わたしに菜々子が小動物のようにびっくりする。
「う、うん。祐也くん」
「まさか、好きなの?」
わたしの言葉に菜々子はほほを真っ赤に染める。
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