小指でつなぐ約束
おっさんらの集団は慌てて出ていった。



あ、北条…忘れてた。



俺の弱点は喧嘩になると周りのことが見えなくなって忘れること…だな。



一応、北条を守りながら喧嘩したつもりだったけど。


後ろを向くと、北条はくたっと床に座り込んでいる。



「おいおい、大丈夫か?」


そう言うと顔を上げた。



「あっ、えと…はい。だ、大丈夫です」



「大丈夫そうに見えねーけど」



「あ、その、喧嘩とか見るの初めてで少しびっくりしちゃって」


だよな〜。


喧嘩なんて無縁の生活してたら、普通あんなの見たらこえーか。

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