Task Force-特別任務部隊-

現在このベヌエ川で作戦行動中なのは、SEALのチーム8。

アフリカ、地中海担当のチームである。

チームリーダーと隊員3名の計4名が、現地に赴いている。

それぞれコールサイン（暗号名）『トライデント』『ドルフィン』『スティングレイ』『ネプチューン』。

彼らはアフリカ某国のマニラ・ノリエガ将軍追討作戦の為、このアフリカ某国にやって来ていた。

元々このノリエガという男は、アフリカ某国で圧政を敷き、民族浄化政策を推し進めるなど悪名高い。

民族浄化とは、複数の民族集団が共存する地域において、ある民族集団を強制的にその地域から排除しようとする政策の事。

直接的な大量虐殺や強制移住の他、各種の嫌がらせや見せしめ的な暴力、殺人、組織的強姦、強制妊娠などによって地域内からの自発的な退去を促す行為も含まれる。

それだけでも周辺諸国や国連からの非難を受けているというのに、ノリエガは人身売買により得た資金を、ANに提供しているという疑いが持たれていた。