Task Force-特別任務部隊-
立ち上がったガイストは、兵士を見下ろす。

「強制はしない。しかし俺達は、この場所でお前達の仲間も説得し、俺の仲間に引き入れるつもりだ。十分な報酬は払えない。武器や装備もまともな物は提供できないかもしれない。苦しい戦いを強いる事になる。だが…確実にお前達を勝利者の側に立たせてやる」

「……!」

米軍やタスクフォースに追われる、お尋ね者のこの男。

しかしこの男の発言は、兵士を信用させる何かがあった。

夢想家の戯言ではない、何かがあった。

兵士としての経験か。

実力に裏打ちされた自信か。

何かは分からない。

だが。

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