Task Force-特別任務部隊-
要塞制圧
サーチライトが海面を照らす。

深夜のテムズ川河口付近、マンセル要塞。

その外周のプラントの四本の支柱の内の一本に取り付きながら。

「こちらゴースト。要塞脚部に到着」

ゴーストは無線を送る。

彼は河口から自力遊泳で、音もなくこの要塞の支柱まで接近していた。

『予定通りだな、本格的な潜入任務は久々だろうに…ブランクがあるとは思えん』

返答するガイストに。

「…待たせたな」

暗視ゴーグルを外しながら、ゴーストは呟いた。

「これより要塞内部へと侵入する」

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