Task Force-特別任務部隊-
罪業、白日の下に
最早CQCだの軍隊格闘術だの、そんな高度な技の応酬ではなくなっていた。

極限まで技を繰り出し合い、ガイストとトライデントの戦いは街中の殴り合い同然のものとなっていた。

アッパーでガイストの顎を跳ね上げるトライデント。

ガイストはトライデントに組み付き、腹に膝蹴りを数発叩き込む。

強引にガイストを引き剥がし、右フックを見舞うトライデント。

更にふらつくガイストの腹に、ボディブローを打ち込むと。

「うぐぇぇ…!」

ガイストは血混じりの吐瀉物を吐き出した。

それでも、接近してくるトライデントの顔面に。

「うぐあ!」

頭部をぶつけて応戦する。

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