Task Force-特別任務部隊-
それでも。

「向こうにある学校が見えるか?あそこに友軍が集結している!あの学校まで持ち堪えろ!」

物陰に隠れながらマクナイトが叫ぶ。

建物内の敵兵は勿論、窓の外からのRPGによる砲撃も注意しながら、進軍していくマクナイト分隊。

「ついて来い、行くぞ!」

建物内から飛び出し、銃弾飛び交う通りを横切って、マクナイトを先頭に三人は学校の中へと飛び込む!

学校内も攻撃は激しかった。

敵味方入り乱れての銃撃戦。

銃撃が濃密すぎて、飛び交う弾丸が肉眼で捉えられる。

コツンと、マットのブーツの爪先に何かか当たった。

「!」

見ればそれは、敵の投擲してきた手榴弾!

慌てて拾い上げ、敵方向に投げ返す!

爆発によって、自らの手榴弾で吹き飛ばされる敵兵達。

その爆発に乗じて、マクナイト分隊以下タスクフォースの部隊は、学校内の奥へと侵入する。

潜んでいる敵兵が次々と飛び出してくるも、連携を駆使して制圧。

リロードと射撃を、うんざりするほど繰り返す。

弾薬がもつのかと心配になるほどの敵の数だ。

「マット」

ジェフがタクティカルベストから新しい弾倉を出し、マットに渡す。

彼の持つM4カービンとM16A2は互換性があり、同じ5.56ミリ弾を共用できるのだ。

「もう少しだ、頑張れ」

「はい」

励ましに応えるマット。

激しい戦闘の真っ只中へ、マクナイト分隊は再突入していき、遂に。

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