俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~
1.スキャンダルは突然に
今日は朝から憂鬱だった。
早朝からみっちり3時間の会議が待っているから。
大高舞(おおたかまい)は、短大新卒でこの
岡崎物産に就職し、事務をしながら毎日忙しい日々を送っていた。
「昨日も、帰ったの0時近かったのに」
そんな事をぼやきながら、まだシャキッとしない頭で、
ロビーを歩いていた。
「…キャ」「わっ」
舞は前も見ずに歩いていた為、誰かとぶつかり、
勢いよく尻もちをついた。
「ィタタタ・・・」
「悪いな、前を見てなかった」
舞の頭上から男の声が聞こえ、次の瞬間には手が差し伸べられていた。
「すみませ…ぁ、書類」
ぶつかった勢いで、持っていた書類が辺りに散らばっていた。
舞は、慌ててそれを拾う。
男もそれに気づき、一緒に拾ってくれた。
最後の一枚、2人は同時に手を伸ばした。
「すみませ・・・・・」
「・・・・・」
早朝からみっちり3時間の会議が待っているから。
大高舞(おおたかまい)は、短大新卒でこの
岡崎物産に就職し、事務をしながら毎日忙しい日々を送っていた。
「昨日も、帰ったの0時近かったのに」
そんな事をぼやきながら、まだシャキッとしない頭で、
ロビーを歩いていた。
「…キャ」「わっ」
舞は前も見ずに歩いていた為、誰かとぶつかり、
勢いよく尻もちをついた。
「ィタタタ・・・」
「悪いな、前を見てなかった」
舞の頭上から男の声が聞こえ、次の瞬間には手が差し伸べられていた。
「すみませ…ぁ、書類」
ぶつかった勢いで、持っていた書類が辺りに散らばっていた。
舞は、慌ててそれを拾う。
男もそれに気づき、一緒に拾ってくれた。
最後の一枚、2人は同時に手を伸ばした。
「すみませ・・・・・」
「・・・・・」
< 1 / 277 >