白い月~夜明け前のその空に~

二人の距離…




あれからというもの、優月と陸は意地の張り合いとなり、あいさつ程度しかすっかり口を交わさなくなっていた。




瞬のことを考えると、そんな重い空気を漂わせ続ける訳にはいかないと、それぞれが思っていたが、歩み寄ることがなかなか難しくなっていた。




おばあちゃんが気を利かせて、二人の好物であるプリンを買っておいてくれるが、それも以前のようにはいかず…。








お風呂から上がった優月が冷蔵庫を開けると、待ってましたと言わんばかりに、プリンが目に飛び込んでくる。

どれだけ買い込んだのか、3個パックのプリンが3つも。



それだけおばあちゃん達が心配しているという証でもある。




優月はその隣のみかんゼリーに手を伸ばし、迷った末に手に取ったのはプリンだった。







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