甘いキスのねだり方
「今日は好きなだけ食べなさい」


弥彦と一緒は気まずい気もしたが

せっかく珍しくお寿司屋さんに

連れて来てもらったので


失恋の憂さを晴らすかのごとく

あたしは次々と注文して口に運んだ


「朝日、たくさん食べていいけど

喉に詰まらせないようにね!」



「はい」


もぐもぐもぐもぐ…


ああ〜やっぱりお寿司は美味しい!

日本人でよかった‼


横を見ると弥彦も凄い勢いで

お寿司にがっついていた
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