不機嫌なアルバトロス
ドキドキ疲れからなのか、
安心したのか、
それとも熱で身体が疲れているのか、
ベットに入って、身体が温かくなるにつれ、必然的に私の意識は遠退いていく。
まぁ、もういいや、なんでも。と睡魔のおかげで、浮上できない程落ち込むこともなかった。
「…色んな意味で、ね…」
溜め息と共に、誰かから落とされたコトバが―
微かに聞こえたような気がしたけれど。
既に深い眠りに落ちていっていた私の記憶に、残ることはなかった。