届かぬ声を、君に。
*3*

君の笑顔が見たいから





優花がアメリカへと旅立ってから、一ヶ月。


優花がいないと、心にぽっかりと大きな穴が開いたようで、私はぼーっとすることが多くなった。


優花………。


私やっぱり、優花がいないとダメなんだよ。


お願いだから、早く戻ってきて。



何度そう願っても、優花は戻ってこない。



授業中も、窓の外を見てぼーっとしていて、上の空だった。



優花がいないせいか、情緒不安定になって響也と喧嘩してしまったんだ。



きっかけは、些細なことだった。








< 97 / 125 >

この作品をシェア

pagetop