守ってダーリン!
愛しげに見つめてくれる彼の瞳に、私はこれ以上ないくらいの幸せを感じる。

触れるくらいの口づけをした後で、市谷さんは真っ直ぐに私の瞳を覗きこむ。

「里佳のことも、オレが必ず幸せにする。

オレが一生守るから。里佳は、ずっとそばにいて。」

そう言うと、想いを伝えるかのように、彼は私に熱っぽく唇を重ねる。

助手席に、彼の重みが加わった。

彼の部屋までは、もう、あとほんの少しの距離なのに。

そこに行くことすら待ちきれないように、私たちは車の中で、何度も何度もキスをした。





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