守ってダーリン!
幸せというものが、まるで目に見える光りのように、私たちの間に降り注いだ。

「じゃあ、行ってきます。」

「・・・行ってらっしゃい。」

二人で、顔を見合わせて笑う。



私が立てていた結婚計画は、いつの間にか、変更が必要になっていたけれど。

それは、とろけるような幸せに導く、最上級の計画変更。



「お仕事、がんばってくださいね。」

「ああ。」

振り返った彼に、私はもう一度、頬に甘いキスをする。

笑顔で、私が彼を見送る。彼が、私に微笑んでくれる。

幸せに満たされた、初めての朝。

これからは、これが、私たちの毎日になっていく。

とびきり甘くて幸せな、二人の日常が始まった。


* * * END * * *


< 266 / 330 >

この作品をシェア

pagetop