電波に乗って
第1章:吐き場
仕事もうまくいっている。恋人もいる…。
まぁ、長年連れ添った夫婦のようなそんな関係で可もなく不可もないという感じだけどね。
それにアタシの愚痴を
"聞き飽きた"
と言いつつ、毎日のように話をする友達もいる。
幸せだアタシ…。

だから今の
自分の人生に
何の不満もありません。
でも何だろう…吐き出せない何かがある。

そう…アタシは体中にたまった何かを吐き出そうとしていたのだ。


< 1 / 18 >

この作品をシェア

pagetop