上海往来

上海コネクション’06-7

 午前7時起床。熟睡。が、まだ船に乗ってるように
時折ゆれる。
 シャワーはやっぱりいつまでたっても水しか出ない。

洗面台で顔を洗って、靴下を洗濯していたらガタンと音がして、
下の管が外れて水が足元をぬらした。裸足でよかったが
ここは中国、万事この調子と思っててちょうど良い。

タクシーで東陽へ向かう。もうすぐもうすぐといってから30分。
結局100元(約1500円)取られた。
それでも木雕街を探してくれた。

50店舗以上の木彫りの店が軒を連ねている。
全てが伝統的な古木の木彫ばかりだ。
確かに猫や兎もありはしたが。

それはまさに古典的な芸術品だった。
チェンマイにあった様な現代アート猫を探していたのだが、
これは全くお呼びでない。

すぐさま引き返し、義烏国際商貿城へ向かった。
義烏にある3大バザールの中でも一番でかい。
どういうわけかS字型のビル、福田(フーデン)Ⅰ期とⅡ期という。

福田Ⅰ期は10年前にできたビル主に宝飾、雑貨、玩具など。
1階玩具だけで3000ブース。2階宝飾で3000ブース。こんな調子。
福田Ⅱ期は数年前にできた新館で工具、時計、めがねなどでⅠ期の10倍規模。

この夏博覧会が開かれ、さらにいま福田Ⅲ期を建築中だ。
世界の中国雑貨はここから全世界へ発送されるという。

値段は交渉次第だが10分の1、20分の1はざらで。
ものによっては100分の1。ここがバイヤーの腕の見せ所だ。
とにかく立ち止まらず歩いていくだけで1日はかかる。

近代的大バザールといったところだがそこは中国、
赤子がいたり、脇でご飯食べたり、サトウキビの皮を放ったり。
唾はいたり。しょっちゅう掃除はしているのだが、

歩きつかれて炒飯を食べてホテルに帰る。
卵炒飯5元(75円)スープ付きで大盛りでおなかいっぱい。
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