君と指切り〜桜

「明日なら」

先生から意外な答えが返ってきた。


私は嬉しくて沈んだ体を起こしバックミラー越しの先生に


「明日良いんですか?」


「ただ、会議があるから早い時間は無理だぞ、生田も誘ってな」


少しガッカリしたけど
嬉しくて自然な笑顔が溢れた。


「大樹もか…」


「女子生徒と2人はダメだ」

“なんだ…"


仕方ないかな…


「…はい」


そう返事をして時間の約束をした。


嬉しくて泣きそうだった。


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