いろはにほへと



この唄が約束だと思っていいのだとしたら。








藤が狂い咲くその頃に。







姫子さんの屋敷の庭で。






私は貴方を待ちわびる。








次に逢えたらその時は。








この気持ちを、恋と呼ぼう。







いろはにほへとの唄みたいに。




きっと、私なりの、拙い恋だろうけど。






-fin
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