電波ジャック~ハロー・ラバー~
姉ちゃんはそのまましばらく妄想を語る。俺は適当に相づちしながら、耳を竹輪にして聞き流していた。
「聞いてる?」
「聞いてる」
流してるけど。
最後の飯粒を食うと、俺は席を立った。
「どこ行くの?」
「部屋。勉強すんだよ」
「高校生なんだから遊んだら?つまんないじゃん」
思わず足が止まる。振り返ると、姉ちゃんは長い髪を指で遊ばせる。
「別に学校とか関係ないじゃん。ってか、何でさっきの話からこんな話に流れるんだよ」
「別に?思った通り言っただけ。あんたが遊んでるのって滅多に見ないし。まぁ、主夫やってくれてるのはありがたいけど、たまには遊べば?夏休み近いし」
姉ちゃんの会話のぶっとび具合は、時々俺の頭を揺さぶる。
「もしかして、お金がないと――なんてアホなこと考えてんの?……それなら頭ガチガチね」
「姉ちゃんはどうなんだよ」
「私の私生活知ってるのに聞いてくるの?」
にんまり笑った姉ちゃんは、空になった食器を手に立ち上がると、流しに向かって歩きだした。
「やりたいことって見つけようとしないとないわよ?」
まるで、すれ違う捨て台詞のようだった。
「聞いてる?」
「聞いてる」
流してるけど。
最後の飯粒を食うと、俺は席を立った。
「どこ行くの?」
「部屋。勉強すんだよ」
「高校生なんだから遊んだら?つまんないじゃん」
思わず足が止まる。振り返ると、姉ちゃんは長い髪を指で遊ばせる。
「別に学校とか関係ないじゃん。ってか、何でさっきの話からこんな話に流れるんだよ」
「別に?思った通り言っただけ。あんたが遊んでるのって滅多に見ないし。まぁ、主夫やってくれてるのはありがたいけど、たまには遊べば?夏休み近いし」
姉ちゃんの会話のぶっとび具合は、時々俺の頭を揺さぶる。
「もしかして、お金がないと――なんてアホなこと考えてんの?……それなら頭ガチガチね」
「姉ちゃんはどうなんだよ」
「私の私生活知ってるのに聞いてくるの?」
にんまり笑った姉ちゃんは、空になった食器を手に立ち上がると、流しに向かって歩きだした。
「やりたいことって見つけようとしないとないわよ?」
まるで、すれ違う捨て台詞のようだった。